ノロウイルスの症状について

ノロウイルスの症状の始まりは突発的に起こることが多く、夜に床につくと
突然腹の底からこみ上げてくるような感触と吐き気を催し、吐いてしまう
そうです。

それも一度で終わらず何度も激しい吐き気が起り、吐くためにトイレのそば
を離れられないほどひどい症状です。

無理に横になろうとしても気持ち悪くて横になれず、吐き気が治まった後は、
急激且つ激しい悪寒が続き、さらに発熱を伴う症状のときもあります。

これらの症状は通常、1、2日で治癒し、後遺症が残ることもないが、、免疫力
の低下した老人では、死亡した例(吐いたものを喉に詰まらせることによる窒息、
誤嚥性肺炎による死亡転帰)も報告されています。

また感染しても発症しないまま終わる場合や、風邪と同様の症状が現れるのみの
場合もあるそうです。

よく、「嘔吐、下痢、腹痛を伴う風邪」という表現があるが、それはノロウイルス
などによる感染症である可能性もあります。

投稿記事がありましたので、参考にどうぞ!

「2.3日前、寒気がして、急に激しい嘔吐と下痢が何度もでて、トイレから出ら
れないほどでした。その後、発熱(38.8℃)しました。下痢は2日ほど続いたん
ですが、嘔吐は1日で止み、症状も2日で治りました」

「38度5分くらいの熱と吐気、下痢が症状ですが、昨夜はものすごい寒気に襲われ、
じっとしていても体がブルブルと震えるくらいで、頭はガンガンするしとっても
辛かったです。一晩寝たらだいぶ良くなりました」

私も経験ありますが、もう二度とごめんです!・・・

ノロウイルス 感染予防

ノロウイルスの【感染予防】

ノロウイルスの感染を防ぐには、特に飲食物を扱う人が十分に注意を払うことに
よって効果的な感染予防につながります。

特に調理者が十分に手洗いすること、そして調理器具を衛生的に保つことが重要
です。

ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスであるため、逆性石けん(塩化ベン
ザルコニウム)、消毒用エタノールには抵抗性が強いが、手洗いによって物理的に
洗い流すことが感染予防につながります。

また、ノロウイルスは85℃以上1分間以上の加熱によって感染性を失うため、特に
カキなどの食品は中心部まで充分加熱することが食中毒予防に重要です。

生のカキを扱った包丁やまな板、食器などを、そのまま生野菜など生食するもの
に用いないよう、調理器具をよく洗浄し、できれば塩素系漂白剤による消毒をする
ことが望ましいです。

洗浄と消毒の順番については、第一に洗浄(と充分なすすぎ)、第二に消毒です。

この順番を逆にすると効果が弱くなってしまうそうです。

塩素系漂白剤については、至適濃度に関するデータは無いです。

「濃い原液を使えばより効果があるだろう」という考えもあるし反対意見もあって、
原液の濃度にもよるが、濃度の高い液はアルカリ性であるため、アルカリに強い菌種
では消毒力は薄めたものよりもかなり低くなってしまうケースもあります。

現状では塩素系漂白剤の説明書通りの使用法がよいと考えられています。

ノロウイルス 治療

ノロウイルスの【治療】

2007年現在、ノロウイルスに有効な抗ウイルス薬は存在しないそうです。

下痢がひどい場合には水分の損失を防ぐために輸液などを対症療法的に用いる
場合があります。

また下痢止めの使用については、ノロウイルスを体内にとどめることになる
ので用いるべきでない、医師の指示がなく、仕事等の生活上でも特に必要で
ない場合は下痢止めの服用は避けるのが賢明だという説もあります。

日本国厚生労働省は下痢止の薬使用を望ましくないと記載していますが、
ここまでに明言しているのは米国FDAとは対称的なのだそうです。

しかし、重症例においては患者の電解質データなどを含め、総合的に判断する
べきである。

下痢止めは主に大腸に作用します。

ノロウイルスは主に小腸で増殖することはわかっていて、実験室レベルではまだ
ノロウイルスの大腸細胞での増殖は成功していない。

このため、下痢止めが本当に大腸でのウイルスの生存を促すか、また、ウイルスの
大腸での寿命に関するデータは得られていないそうです。

家庭においては、スポーツドリンクを電子レンジなどで人肌に暖めてから飲む
ことが推奨されています。

スポーツドリンクが無い場合は、0.9%の食塩水(100 mlに食塩0.9gを溶かした
もので、いわゆる生理食塩水である)を調製し、人肌に暖めて飲むことが推奨さ
れています。

※甘味のあるスポーツドリンク等は、弱った胃腸に良くないという意見もあり
ます。

電解質を含まない湯冷まし、お茶などは水分の吸収が遅いので推奨できないそう
です。

ノロウイルス伝染

【伝染】

『糞口感染』
ノロウイルスはヒトの腸壁細胞に感染して増殖し、新しく複製したノロウイルス
粒子が腸管内に放出されます。

ノロウイルス粒子は感染者の糞便と共に排出されるほか、嘔吐がある場合は胃に
わずかに逆流した腸管内容物とともに、嘔吐物にも排出され、糞便や嘔吐物が
ごくわずかに混入した飲食物を摂取したり、汚物を処理したときに少数のノロ
ウイルス粒子が手指や衣服、器物などに付着し、そこから食品などを介して
再び経口的ノロウイルスに感染する。

またノロウイルスの場合、少数のノロウイルスが侵入しただけでも感染・発病が
成立すると考えられており、わずかな糞便や嘔吐物が乾燥した中に含まれている
ノロウイルス粒子が空気を介して(空気感染で)経口感染することもあると考え
られているそうです。

ノロウイルスを発病した人はもちろん、不顕性感染に終わったり胃腸症状が現
れなかった人でも、無症候性キャリアとしてノロウイルスの感染源になる場合が
あり、食品取り扱い時には十分な注意が必要です。

ノロウイルスによる胃腸炎は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に
関する法律(平成十年十月二日法律第百十四号)」第六条第6項の委任を受けた、
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則(平成十年
十二月二十八日厚生省令第九十九号)」第一条に定める「感染性胃腸炎」に該当
する。

それゆえ、旅館・ホテルなどは条文に基づき、「ノロウイルスに感染していると
明らかに認められる場合」は宿泊を拒否することができるのだそうです。

ノロウイルスは感染力がとても強いということですので、うつしたり、うつされ
たりしないように注意が必要です。

といっても、不可抗力な要素がありますので、ノロウイルスの対処法だけでも
しっかり覚えておきましょう!

ノロウイルス感染型

『感染型食中毒』

ノロウイルスによる食中毒は、カキやアサリ、シジミなどの二枚貝によるもの
が最も多いと言われてきました。

日本では主として秋から冬場に発症する例が多いが、これは、カキを生食する
機会が冬場が多いからではないかと考えられています。

ノロウイルスは貝類自体には感染しないと考えられていて、これらの貝の体内
でノロウイルスが直接に増殖することはないとされています。

しかし、これらの貝では消化器官、特に食物の細胞内消化を行う中腸腺に、
生物濃縮によって海水中から濾過摂食されたノロウイルスが蓄積することが知
られており、このことが食中毒の原因だと考えられているそうです。

しかし、ノロウイルスの原因食材がカキと特定される割合は年々低下しており、
2006年後半にはカキが食材と特定された集団食中毒は発生していません。

原因不明、カキ以外の食材、あるいは感染性胃腸炎であることが圧倒的です。

二枚貝に蓄積したウイルスの知識が浸透し、その対策もとられたことによると
考えられる。


『診断』
ノロウイルスは、その培養(増殖)方法がまだ見つかっていないため、糞便中の
ウイルス粒子を直接(増やさずに)検査する必要があります。

従来は、電子顕微鏡下で糞便中に小型球形のノロウイルス粒子が見られるかどう
かを、感染の指標としていました。

更にELISA法も開発され、診断に用いられているそうです。


※ELISA 法 は、試料中に含まれる抗体あるいは抗原の濃度を検出・定量する際に
用いられる方法で一般に、エライサあるいはエライザと呼ばれる。

ノロウイルス感染症

ノロウイルス(Norovirus)は、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルス
の一種で、カキなどの貝類による食中毒の原因になるほか、感染したヒトの
糞便や嘔吐物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口
感染します。

ノロウイルスは「NV」と略されることもある。

ノロウイルスの歴史は1968年、米国オハイオ州ノーウォークの小学校におい
て集団発生した胃腸炎の患者から発見されたそうです。

1972年に電子顕微鏡による観察でその形態が明らかになり、「ノーウォーク
ウイルス(Norwalk virus)」と呼ばれるようになり、その後これと似た形態
のウイルスによる胃腸炎や食中毒が世界各地で報告されました。

それぞれの地名を冠した名称で呼ばれるようなったが、これらはウイルス粒子
の形から英語で、Small Round-Structured Virus (SRSV; 小型球形ウイルス)
とも呼ばれた。

また、ウイルス粒子の表面に32個のカップ状の窪みが見られることから、ラテン
語で「杯」を意味するcalixにちなみ、カリシウイルス科(Caliciviridae)に
分類された。


『ノロウイルス感染症』

ノロウイルスはヒトに経口感染して、伝染性の消化器感染症(感染性胃腸炎)
を起こし、死に至る重篤な例はまれであるが、治療法は確立されていないそう
です。


『ノロウイルス感染経路』

ノロウイルスによる感染症は、その感染経路からノロウイルスを蓄積した食材
およびノロウイルスで汚染された食品を喫食して経口感染するものと、患者
からの伝染によって感染した患者の糞便や嘔吐物に排出されたノロウイルス
から経口感染するもの の二つに分けられるそうです。


自分がノロウイルスに感染した場合また、周りにノロウイルスの感染者がいる
場合は2次3次感染に注意が必要です。